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書籍「輝くオンリーワン ナンバーワン企業」に当社が掲載されました

2025.07.31

ケーウィルの挑戦~ウェルビーイングなまちづくりを群馬から~

■会社設立の背景と理念

元大手電子部品メーカーの幹部である賀川裕司氏は、退職翌日に株式会社ケーウィルを起業。
社名には「意志を持って未来を創る」という想いを込め、「人」として信頼される存在を目指す。
ビジネスの根底には、身体・精神・社会の調和=“ウェルビーイング”の考えがある。

■ きっかけは「現場との出会い」

中小企業や官学関係者と出会い、「社会課題を解決するビジネス」の必要性を痛感。
大企業出身だからこそ見えた中小企業のリアルな課題が、新たな挑戦の原動力となった。

■ 事業の柱は「住・食・人」

ケーウィルのパーパスは、「住・食・人の力でウェルビーイングなまちをつくる」。
その実践の場が、群馬県にある“蒼海宿(おうみじゅく)”だ。
・住:五感に訴える賃貸住宅。古民家調の戸建てを宮大工工法で建て、IoTやALSOKとの連携で安全・快適
な暮らしを提供。
・食:惣菜・スイーツ・ドリンクを提供するテイクアウト店「蒼海宿あかり」を運営。地元農家との連携、素材と
味へのこだわり、そして健康志向のメニューが特徴。さつまいもラテなど独自開発商品も展開。
・人:地域や子どもとの関わりを重視し、非認知能力を育む体験教育を実施。幼稚園との提携による「体験
型おにぎり」や「体験農場」で、子どもの成長と地域の絆を育んでいる。

■ 幸福なまちを目指すシチズンプライドの醸成

賀川氏は、防災の視点も交えた“安心で幸福な暮らし”を追求し、産学官連携で新技術やサービスの開発も進めている。まちづくりの実践を通して、住民の誇り(シチズンプライド)を育み、日本の地域社会に新しい可能性を示している。